2012/01/20

映画館での屈辱と「デビルズ•ダブル」見て来た

昨日は自分の作った古い物ばかりで調理したチゲ鍋にあたり、
夜に死ぬ思いでしたので書けなかったのですが、
水曜日、暴力映画の2本立てに行ってきました。
西宮ガーデンズのtohoシネマ。

『デビルズ•ダブル」

顔がサダム•フセインの息子、ウダイに似ているだけで
影武者にさせられた男の話。




いつもの通り、両隣に人がいないと受付で聞いて
前から3列目に座り、ビールを左のカップフォルダーに入れて
映画を見ていました。

もう、本編が始まって10分ほどたったころ、
もう、タイトルも出てからのこと、
前からバカップルみたいな2人組が入ってきました。
それも大きなポップコーンを持って。
日本語ラップが好きそうな坊主とちゃらけた女。
映画始まってるのに、迷惑だなあと思ってたら
私の左隣からもぞもぞやってきてちょうどなんと左隣に座ろうとして
私のビールを半分ぐらいぶちまけたんよ!!!
左側がビールだらけ。
もう、信じられへん。
隣に座ったのはバカップルの女で
あ、すみません。
ぐらいで全く悪そうにせず、
でも、私も映画始まってるのに
大声出すなんて他の人に悪いし、どうかと思うやん?
これは終わったら謝ってくるだろう、その時の出方次第だなと思ってたら
エンドロールが始まるとすぐに何も言わずに出てったんよ〜〜〜〜

信じられん〜

何度も映画に行ってるけど、こんな目に会ったのは初めて。
ほんまに腹立ったわ。
その上、その日はその後の映画も見ようとチケットを買ってたので
そのままの格好であと2時間おらなあかんという!
なんたる屈辱。
黒いセーター類でよかったけど。
ほんまに理不尽やわ。

だけど、映画にあったのはもっと理不尽な話で。
フセインの息子、ウダイはフセインも手に焼くぐらいの
わがままでどうしようもなく凶暴で女好きで誰の言う事も聞かない
コカイン好きの男やねん。
そのウダイに似てた人、ラティフはそんなやつの影武者にされんのよ。
これはそのラティフの自伝を元に描かれた映画やねん。
ウダイがどのくらいひどいかというと
父親の親友にちょっとムカツク事言われたぐらいで殺したり、
オリンピック選手の成績が悪いと拷問して殺したり、
車を町でころがしてる途中に中学生の女の子でかわいいのがいると
持って帰って犯して薬づけにして殺したり
友達の結婚式で花嫁を犯したり、
その上毎晩ディスコで乱痴気騒ぎで、
もちろん贅沢三昧で手がつけられへんの。

ディスコで流れてたのこれ↑なつい!

影武者にならされたラティフは家族を殺すと言われてるのでやめられないし
湾岸戦争のイラクの前線には代わりに行かされるし
面倒くさいことは全部やらされるし
見たくない嫌な場面はしょっちゅう見てしまうし
その非道な男にええように使われて
もう、爆発寸前なのね。
その気持ちに耐えきれなくなったラティフは。。。

この映画のすごいところは
ウダイとラティフを1人の役者がやってるの。
狂気の男と
いやいやさせられる常識の男とを。
最初はどっちかな?と思ってたけど途中からどちらの役なのか
迷いなくわかるようになってくる。
この人、ドミニク•クーパーを見るだけでも価値のある映画。

ぜひ、DVDになったら見てください。

でも、この人どうなったかと思うでしょう?
この映画の記者会見で 本人がデヴィ夫人と対談してます。
その模様は夫人のブログで〜

なんか、私も何も悪い事してないのにビールかけられるなんて、
理不尽な目にあったので、
ちょっと影武者のラティフの気持ちがわかった気がしたわ〜。ぷんぷん

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