2012/04/26

少年と自転車も見たよ

その後、続けて~、 
友達と合流して 
去年のカンヌのパルムドール。 
少年と自転車も見てきました。


この予告編を何度もシネリーブルで見て、 
私の好きそうな映画だと思ったのです。 
最近、気付いたのですが、私、 
子供はあんまり好きではないけど、 
達者な子供が出て来る映画は好きみたい。 
健気なのも、頑張るタイプもちょっとぐれたりしてても 
少年少女の演技とは思わせないリアルな演技が光る映画を見たいみたい。 
でも、本として読むときは少年少女が主役の小説では 
もう、共感できない自分がいるんだけどね。 

さて、この映画は 
児童擁護施設の中で大暴れしている男の子 
もうすぐ12歳になる少年シリルの登場から始まります。 
母親の事は全く触れられないのでわからないのですが 
父親に施設に連れて行かれたシリル。 
だけど、父親に会いたい、父親に買ってもらった自転車を持って帰りたい。 
この2点にものすごく執着して、何度も脱走を企てて 
施設の人達に押さえつけられるシリル。 
それでも脱走して 
もう誰もいない、前に住んでいたアパートまで辿りついて 
施設の人達に戻るようにと言われているところ、 
1人の30代の女性にしがみつく。 
そしてその女の人に 
無理矢理、週末だけの里親になってくれと頼みます。 
執着していた自転車も探してくれて里親にもなってくれた 
その女性、サマンサとシリルはその後どういう関係になっていくのか。。。 
父親には会えるのか。。。 

そのサマンサは美容室を経営しており、彼氏もおり、 
シリルがいなくても何不自由ない、 
平凡だろうけど普通の生活をしていたのに 
この当たり屋みたいなシリルに出会ったおかげで 
穏やかな生活ではなくなってしまいます。 
シリルは怒るとても手がつけられなくて 
噛んだりするタイプだし 
聞き分けはないし、 
町の不良とでかけようとするし、 
ほんと、イライラします。 
途中出てくる父親はどうしようもないし、 
彼氏はそんなサマンサを理解できないし。 

でも母性なのかな 
小さな子供を自分の腕の中に抱いてしまったら 
もう、離れられなくなるものかな。 

突拍子もなくいい子になったり 
ものすごく悪い事をしたり 
ご機嫌になったり。 
子供って建設的に考えられないからその気持ちの持って行き方に 
一貫性がないので、ほんとにイラっとするんだけど、 
だけど、それが子供というものなんでしょう。 
私はあそこまで悪い子じゃなかったけど、 
きっと私もそうだったんだろうと思ったのでした。 

カンヌらしい映画でした。 

評価 
  
DVDでみてみて! 

  >すばらしい→映画館で見てください! 
  >普通よりもいい→DVD化されたらみてね 
  >普通→機会があったらみてください 
  >それ以下→微妙~~~ 

フランス版 予告 

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