2012/04/21

一枚のハガキ もついでに見てきました。

その新開地の映画館は二本立て。 
モギリのお姉さんが、 
「2本見ていってくださいね~」なんて言ってくれるものだから 
2本目もみてきました。 

新藤兼人監督の 
最後の?映画 
一枚のハガキ  

2本立ての映画館ってテーマを持って2本にする事が多いみたいなんだけど、 
この2本の共通点何かな~?と考えてたら 
わかった! 
幕末太陽傳は日活100年記念デジタルリマスターで 
一枚のハガキは新藤兼人監督が4/22で100歳!!! 
おめでとうございます!





この映画は、去年のキネマ旬報ベストテン1位!の作品なんだけど、 
色んな映画評を見てるとこの高齢での作品ということでの受賞じゃないか、 
と、言われていたけど、なんのなんの。 
この2本立てでなければ見る事もなかったかもしれなかったけど、 
見て良かった。 
とてもよい映画でした。 

戦争で自分の旦那、六平直政を亡くした嫁、大竹しのぶ。 
田舎の茅葺きの家で義理の父母と暮らしている。 
そこに旦那が死んだとの知らせが。 
その夜、父親から頼まれて、旦那の弟と結婚するも 
又しても、出征、戦死。 
父親はショックでしばらくして亡くなり、母親は申し訳ないと自殺をして 
1人になる大竹しのぶ。 
そこに戦友だったトヨエツが訪ねてくる。 
フィリピンへと出撃する前日、六平直政から1枚のハガキを託されたのだ。 
そのハガキは大竹しのぶからのハガキで 
もし、戦争が終わって生きて帰ったら 
「この手紙を見た」ということを大竹しのぶに伝えて欲しいと。 
その事を伝えに来たトヨエツと大竹しのぶは。。。。 

私は、大竹しのぶの 
エキセントリックな演技が余り得意ではないんだけど、 
それ以外は、出てくる人達の演技もすばらしくて、 
(下手な人が全く出て来ず) 
コミカルな所と真摯な所とがうまく混じり合ったすばらしい映画でした。 
この作品は監督の実体験を元に作られたそうですが、 
戦争映画であるのに、 
戦争自体を描いている所はなくて 
それでも戦争に残された人々の哀れみと哀しさ悔しさがにじみでてきていました。 

戦争中、 
1枚のハガキを出した大竹しのぶと 
1枚のハガキを出さなかったトヨエツ。 
それが2人の人生を変える事になります。 

もう、劇場で見る事は難しいとは思うので 
DVD、借りる物がないなんて時に見つけたら 
借りてみてください。 


映画館で特集されてた昔の映画のポスター。 
かっこいいね。 

この映画館、安いし!気に入ったので 
暇な時にまた行こうと思います。 
Cinema KOBE1 

Cinema KOBE2は成人映画だけど、 
入り口が全然違うから大丈夫だよ!

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