映画好事家たちのブログを見てみると、いい!というのとそうでもない!というのが半々だったので少し不安だったのですが、金曜日にシネリーブルに行って、星の旅人たち を見てきました。思ったより結構入ってた!
この映画は、スペイン北部のキリスト教巡礼地、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの旅の話。巡礼の初日に事故で亡くなった息子の亡骸を迎えに来た70歳のアメリカ人の堅物のお父さんが、息子を知るために遺灰を巻きながら旅することになってしまう。
この亡くなった息子を演じるのがチャーリー•シーンのお兄さん、エミリオ•エステベス。お父さんを演じるのがチャーリー•シーンのお父さん、名優のマーティン•シーン。つまり、本物の親子が親子を演じ、監督も息子のエミリオ•エステベスがやっているというヒューマンドラマそして、親子再発見ドラマなのです。
サンティアゴ・デ・コンポステーラへの旅と言えば、昔、民族学博物館で、映像主体の展示、
「聖地・巡礼―自分探しの旅へ―」
を見て以来、とても興味がある、というか、あこがれ~だったので、この映画の予告編を見た時に、絶対見る!!!と、本当に楽しみにしてたんだよ~。
映画の方は、目医者のアメリカ人で、ゴルフ好き(それもカートで)の父親が
大学院まで行ったのに、急に自分らしく生きたいと医療の道をあっけらかんと辞めて
旅人となって以来疎遠になってしまっていあっけなく亡くなった息子の生き方を探る旅。
旅の途中に国籍も年齢も考え方も違う旅の仲間がたくさん出来て、最初は頑なお父さんの心も徐々にほぐれて心を通わせ合いヨーロッパの最北端まで歩いていく。景色のあちこちに息子の面影を見ながら。。。
民族学博物館の展示でも思ったけど、この巡礼の人達は、よく飲みよく食べる。私が憧れていた蛇口から出るワインの映像はなかったけど、道の途中途中にある宿でスタンプをもらいながら、結構明るいうちからワインを飲んでその町の名物を食べて巡礼者と語り合う。
いや、ほんと、とっても楽しそう。
信仰のために歩いている人がもちろん大多数だけど、スポーツ的に歩く人も多いとか。
約800kmを2~3ヶ月かけて歩くらしい。
うちのお客さんで毎年、四国のお遍路を歩かれる方がいて、この映画の話をしたら、お遍路は1200kmもあって、1~2ヶ月かけてだいたいの人が歩くらしい。だいたい10時間ほど歩くんだって。やっぱり、ラテン気質の人達と勤勉な日本人の違いかしら?
私はサンチャゴへの旅の方がいいなあ。
世界遺産の中を800km美味しい物を食べ飲み、写真を撮れたら楽しいだろうなあ。
映画を見てるといつかは歩いてみたい気分になります。
5年後くらいに一緒に誰か歩いてくれませんか~。ワインとチーズが好きな人が希望で~す。
評価 は
私は好きです。映画館で見て欲しいわ!!
>すばらしい→映画館で見てください!
>普通よりもいい→DVD化されたらみてね
>普通→機会があったらみてください
>それ以下→微妙~~~
アメリカ版予告編。
こっちの方がいいな
0 件のコメント:
コメントを投稿