2012/06/13

許されざる者、を見ましたが

続けて、イーストウッド主演監督の許されざる者、を見ました。 
これぞ、最後の西部劇、と言われている映画ですよね。





西部劇二本立て、それも、新開地の弐番館、ということで、 
見事なぐらいおっさんばっかり。 
女子は私だけだったような気がする。 
そんな中で、見てきました。 

私が、今回見に行ったのは、これを見たかったからなんだけど、 
なぜなら、この前午前十時の映画館で見た 
クリント•イーストウッド主演の劇画調刑事映画、ダーティハリー、と 
ジーン•ハックマン主演のリアルな刑事映画、フレンチコネクション。 
これが1971年の同じ年の映画で、 
アカデミー賞はフレンチコネクションがとったんだけど、 
この2つの映画の同じテーマを扱ってても真反対なところと、 
きっとそれらを踏まえての 
イーストウッド監督のイーストウッド主演、 
ジーン•ハックマン助演の西部劇なんじゃないんだろうかと勝手に妄想して、 
イーストウッドの意図を見極めるためにこの映画をずっと見たいと思ってたのです。 
最近家では、ケーブルテレビでしか映画を見ないのですが、 
この「許されざる者」、 
に関してはiTunesで初めて映画を借りようかなあと思ってたところ、 
この新開地の映画館でするとの情報を得て、楽しみにしていました。 

そう言えば、先週から今週にかけて私としては 
ハードワーカーな6連勤があり、その息抜きとしてもぴったりではないかと、 
これを目標に働いていたくらいなのです! 

この映画は1992年の公開で、アカデミー作品賞を取っています。 
71年から20年ほどたってるわけなのですが、 
イーストウッドは可愛かったあの頃から比べると乾涸びた感じになっているのに対して 
ジーン•ハックマンはあんまりかわりません。 
でっぷりと威風堂々とした態度で、安定感がありますよね。 
イーストウッドはこの頃が一番、ビジュアル的にダメな気がする。 
今は渋いじーさんだけど、これとかマディソン群の橋とか、中年が、ほんまだめやわ〜。 

この役も、元、ひどい殺人鬼だった人が奥さんのおかげで更生して 
真人間に農業をして暮らしているところに 
ある可哀想な事件を成敗するための賞金稼ぎの殺しの話が舞い込む話、 
なんだけど、 
よれよれのじーさんで、馬も乗りこなせないぐらいのよぼよぼ。 
この映画の主役、マニーの年齢になるまで何十年もこの映画を寝かせていたらしいけど、 
もっとおじいさんに思えたよ。 

他にも、 
モーガン•フリーマン、リチャード・ハリスと名優ぞろいで、 
西部劇というよりも 
各々の心理描写に重点を置かれた人間劇、ですよね。 

この映画は、後のグラントリノと似ていると言われているけど、 
私にはそのあたりがちょっとわかりにくかったな。 

私が最近勉強してきた西部劇とは全然違ったので 
ちょっと、面食らったって感じ。 
だから、もう1度見ないと良さはわかんないな。 
西部劇はまだまだ奥が深いです 

その後、色々と西部劇に強い人達のブログを読んでると、荒野の用心棒とかああいうイーストウッドのマカロニウエスタンな主役。。。の、後の姿が許されざる者のマニーなんだな。ダーティハリーの後の姿がグラントリノのように。なるほど

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