2014/03/14

鑑定士と顔のない依頼人を見た

今年最初の映画はこれでした。鑑定士と顔のない依頼人
1月7日に見てましたです


最初もっと、アートの話と思ってたんです。サスペンスとは思ってなくてちょっとびっくりしました。
超有名鑑定士のおじいさんがいます。彼はずっと独身貴族。何もかも上品で高品質な物に囲まれて暮らしています。ずっと孤独で人に心を許しません。ずっと生身の女を愛せずにいました。彼の愛せるのは美しい女性の肖像画(本物)だけなのです。
そこに、姿を表さない依頼人の若い女性が現れます。亡くなった両親が残した邸宅ごと美術品を鑑定して欲しいと。最初は依頼人の不遜な態度にイラつく鑑定士ですが、その謎めいた女性に少しづつ心を奪われていき、その女の姿を一度見たいと思いはつのり。。。。。

もう2ヶ月前に見た映画なので、ツイッターのそんときの旬な感想を載せてみる。

鑑定士、途中で結末はわかった(キリッ ていうための映画ではない。鑑定士の世界観、それをとりまく環境の完璧さ。それがもろくも(私から見たら)簡単に崩れて行く危うさ。それを楽しむ映画。あれが、ドナルド サザーランドでなければもっと簡単にだまされたかも。


でも。父サザーランドはキワモノとして大好き。彼の雰囲気が好み

今、振り返って思い出されるのは、鑑定士が友達のドナルド•サザーランドと組んで自分の物にしたあのセーラー服の美少女の絵。あれは、誰の絵なのかしら?
フジタっぽい白磁のような美しい絵だったな。これはあれだな。この鑑定士を今のヲタクな人達に変換してもあり得るような話だよね。二次元しか愛せない男子ってたくさんいるもんね。愛を知ってからの鑑定士の必死さとその滑稽さを思うと知らないまま孤高に亡くなった方が彼にとっては幸せだったんじゃないか思えてしまいます。

さて最後に、美女の絵を隠していた彼の秘密部屋あれが本当に素敵でした。それが、シネリーブル神戸のロビーに再現してあって、本当に素敵でした。

シネリーブルの人、映画愛してるな。と思えてとても嬉しい気持ちになりましたよ。

今年も私的評価します。
DVDになったら見たら楽しめるでしょ!見てね

   >すばらしい→映画館で見てください!   
   >普通よりもいい→DVD化されたらみてね   
   >普通→機会があったらみてください   
   >それ以下→微妙~~~

監督がジュゼッペ・トリナーレなんでイタリア版予告にしてみた。日本のよりエロめ

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