2014/03/18

アイ・ウェイウェイは謝らない を見た

今年3本目、アイ・ウェイウェイは謝らないをシネリーブル神戸でみました。1月15日。友達のグループ展を見た後に、友人と一緒に。



アイ・ウェイウェイと言って思い出すのは、昔、森美術館でみたアイ・ウェイウェイの展覧会です。あの、展覧会は私の今までの鑑賞の経験の中でも3本の指に入るぐらいの面白さでした。それ以来、彼の動きは見落とさないようにしていたつもりでした。その中でも、彼が中国政府に逮捕された時の衝撃は忘れられません。このドキュメンタリーは彼の逮捕前の芸術活動から逮捕されて釈放されるまでを追っています。

この映画を見てものすごい色々考えたはずだし、友達ともいっぱい話したのに、あんまり思い出せない。つらい。やっぱり鉄は熱いうちに。ちょっとづつ思い出しつつ、、、

前の森美術館の展示でも「アイ・ウェイウェイが2007年の「ドクメンタ12」で、「1001人の中国人を開催地カッセル(ドイツ)へ連れて行く」という大プロジェクトを敢行した際に誕生した、インスタレーション「童話‐椅子」」 という短編映画が上映されていました。彼は自分や作品を作る過程やプロジェクトの進捗状況を映像に撮らせる事に全く慣れています。彼そのもの、彼自体、彼の考える事が彼のアートということなんでしょう。だから、作られた作品だけを注視するんではなく、その裏側に透けて見える彼の頭の良さと瞬発力と独創力を見逃さないようにしなければなりません。

この映画でも、彼のそういう天才的なツッコミに対するボケと鋭い返しを見る事ができます。
そして、その彼のグローバルな影響力におののく中国政府。彼を泳がせておく方が世界的にみても中国政府そのもののプロパガンダと外資獲得になりそうなものを、逮捕し釈放しても軟禁させているところに、中国の文化的な狭さを感じずにはいられません。そして、アイ・ウェイ・ウェイ自身が若い頃ニューヨークで自由を謳歌し自由に活動していたにも関わらず、中国に帰って来て中国から発信しようとしたところ。そこにも彼の深い意味を考えてしまいます。

これからも彼の動きから目が離せないなあ。
艾未未展で1億円のつぼを故意に割る、芸術家を逮捕 米 なんて事もあったしなあ。彼はこの事件、おもしろがってるんじゃないかと思うけど。

ということで、これからも彼を見よう。彼のtwitter→ https://twitter.com/aiww_en 早く本当に自由になれますように!

でも、彼も自分の家族の問題、奥さんと恋人との件については普通のおっさんだったということが、、、www

ということで、評価は、映画館で見て欲しかったけど終わったのでDVDで見てくださいね。まだ知らない人は彼のすごさに気付いてください。


   >すばらしい→映画館で見てください!   
   >普通よりもいい→DVD化されたらみてね   
   >普通→機会があったらみてください   
   >それ以下→微妙~~~

Ai Weiwei: Never Sorry Documentary - Official Trailer HD

カメラはGR!

0 件のコメント:

コメントを投稿