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毎回失礼な事を書いてるんだけど、こういうタイプの映画でずっしる来る物は見たいと思う質です。
ソハの舞台はポーランド、ソハは人の名前で地下水道の下水修理とコソ泥で生計を立てている男の名前です。その街の地下には迷路のように下水道が巡らされていて、そこは人が充分に歩いていけるような大きなもの。そこでいつものように地下で修理点検をしているとゲットーの下で、地下に穴を掘って逃げ道を作ろうとちょうど床を割って開けたところのユダヤ人グループに遭遇するのです。
始めは、これは金になる、と匿ったり、地下水道の中のわかりにくいところに案内して金をせびる狡猾なソハ。その当時、独逸人にユダヤ人を見つけて密告するとかなりのお金になった事から、ソハは絞れるだけしぼりとってその後、独逸人に渡そうと思っていたのです。
ユダヤ人のグループは12人ぐらいで家族や子供や独身やカップルや。真っ黒で汚くてどぶねずみがはいまわって、汚物が流れる汚くてじめじめしたところで生活するのです。食事はソハが調達し、ご飯をつくり、喧嘩をしたり、セックスしたり、子供を産んだり、仲良くなったり。仲間割れをしたり。
その地下水道の上の世界は独逸人に寄るユダヤ人狩りで、強制収容所に連れて行かれたりリンチや私刑など、ひどい状態で、そんな中、ソハは一度、彼らを見放したりもするのですが、結局彼らに情を持って接して最後には助けるようになっていきます。
最初の小狡い男がだんだんと良い人間になっていくのです。
ひどい状態は長く長く続き、映画を見てる私はいつかは解放されるとわかって見てるわけで、早く戦争終われ!と願うようにみるけど、なかなかこの映画、戦争を終わらせてくれません。どんどん彼らは衰弱していくし、ばれそうになるし。はらはら。
今年見た映画で、ナチスもの、と言えば、
傑作と思う「サラの鍵」
弟を納戸の中にしまって収容所に連れていかれた少女の話。と
これも怪物映画、旧作だけど 「アンダーグラウンド」
地下で時間を止めさせたような状態でパルチザンが生活する話。
これを足して割ってちょっと引いた。
そんな映画でした。
泣く映画ではありません。
凄惨な場面もきっちり描いてます。
そして、実話ベースでずっしりきます。
評価 は
映画館で見てください。かなりの迫力です
>すばらしい→映画館で見てください!
>普通よりもいい→DVD化されたらみてね
>普通→機会があったらみてください
>それ以下→微妙~~~
ポーランド版、予告
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